むかしの本は超高級品だった?
現代では紙は非常に安く手に入り、
また印刷技術も進み簡単に安価に本が製造できるため、
一般的に本屋で本が販売されています。
私たちも本屋や図書館で本を自由に手に取って眺めることができ、
また気に入った本が有れば購入したり、借りたりして
自分の家に持ち帰ることができますよね。
しかし古代においては紙が非常に貴重な時代で、
この紙を大量に使用した本も非常に貴重なものでした。
また、印刷技術がまだ発展していないため
活字を一つ一つ手でならべ印刷していたので
本は数も非常に少なく、
それも本が貴重なものであった一つの要因です。
そのため、一般的に本は教会の図書館に置かれていましたが、
図書館の本には鎖がつながれている状態で、
その図書館から持ち出すことはできませんでした。
その為、現在のように
自宅でゆっくり読むという事は出来なかったのです。
現在は印刷技術の発展により
同じ本を何万部も印刷できるようになり、
本を鎖でつなぐことは無くなりました。
いま、私たちが本を自由に、そして気軽に読めているのは
こういった技術の発展があったからなんですね。
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