本の取り扱いに関するポイント
本は大切に扱えば長い耐久性を持ち、財産にもなりますが、
乱暴な扱いをすると、早いうちに駄目になってしまいます。
本の扱い方によって、耐久性は変わります。
古くなればなるほど経年で紙がもろくなっているので、
注意して取り扱う必要があります。
本の取り扱い方にはいくつかのポイントがあります。
ハードカバーの本ならば
最初に背表紙を下に置き、徐々に開いていくことです。
背表紙は固いので、いきなり開くと傷めることがあります。
本は真っ直ぐ立てて本立てを活用して置きましょう。
本棚に立てる時は隣の本との間の隙間を詰め過ぎて
きつくなり過ぎないようにしましょう。
本棚から本を取り出す時は、背表紙の上の部分だけを引っ張らずに、
背表紙の左右、もしくは上下の部分を持って、同じように力をかけて取り出しましょう。
本は、熱、太陽光、湿気に弱いので、
直射日光の当たる場所や窓辺などに置くのは避けましょう。
本にほこりが溜まっていたら、
背表紙の隙間に入らないように落としましょう。
溜まったほこりは湿気を吸って、本にしみを付けてしまいます。
本を触る時は、綺麗な手で触りましょう。
食べ物や油の付いた手で触るとしみになってしまいます。