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文字の歴史

世界各国にはさまざまな字があります。

普段私たち日本人が目にするのは、
アルファベットや漢字、ひらがな、カタカナですね。
最近では中国語・韓国語の案内標識も目立つようになりましたが、
それ以外にも世界中にはさまざまな言葉があり、
それに応じていろいろな書体が存在しています。

なかには、字というよりは
むしろ装飾的なデザインのような形状のものもあります。

人間が自分の考えや感情を表現し、また他人と意思疎通を図る手段として昔の人々は字を発明し、生活に役立ててきました。
今では字は必要不可欠なものです。
字のない生活など想像もつきません。

人類の歴史で初めて文字が使われたのは、今から数千年前。
現在の中近東地方で栄えた古代メソポタミア文明におけるシュメール文字です。

当時のメソポタミア地方は、世界で最も繁栄した豊かな地域で、
高度な文化を誇っていました。

人々は叙事詩や法典を石碑や粘土板に刻み、その内容を周囲に知らしめ、
後の世代に受け継いでいったのです。

これが、アルファベットの基礎になったとも言われています。
現代文明は、字の存在なくしては成立しえなかったのです。