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紙面の各部名称とそれぞれの意味

本と言えば、多くの人にとってとても身近な存在の物ですが、
本の各部名称というものは、あまり知られていません。

例えば、本体を外側から見た時に、
表紙と裏表紙、背表紙の他に三方向の部分がありますが、
上部が「天」、下部が「地」、
そして背の反対側にあたる部分が「小口」と呼ばれます。

ここは汚れがつきやすい部分で、
一旦ついてしまうと目立ちますので、
取り扱いには気を付けたいところですね。

そして本を開くと一番最初に目に飛び込んでくるのは
「そで」と呼ばれる部分で、
本をカバーするジャケットの折り返し部分がこれにあたります。

ジャケットの外側にくる
帯の折り返し部分でもあります。

本の内部でとても目立つのが「見出し」です。

これは、本文と区別されており、
文字の大きさが異なって目立つようになっています。

このように、それぞれ本の部位によって名称がありますので
興味があればぜひ覚えておいてくださいね。

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