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正しい本棚の防虫・防カビ対策をプロが解説します!

「本棚に保管していた本を売ろうとしたら、虫やカビに侵食されていた」という話は珍しくありません。本棚の管理方法が万全でないと、虫やカビによって本が傷み、買取査定にマイナスに響く可能性もあるのです。

そこでこちらでは、正しい本棚の防虫・防カビ対策を紹介します。

本の状態をキープできるように、以下を参考に本棚の防虫・防カビ対策を今一度見直してみてはいかがでしょうか。

本棚の防虫・防カビ対策について

本棚は本を保管するスタンダードな方法ですが、環境によっては虫やカビによる被害を受けやすくなってしまいます。

大量の本を保管している場合には、虫やカビの被害がどんどん広がってしまうことも考えられるでしょう。虫やカビによって傷んだ本は、買取査定が安くなることが多いです。

状態によっては買取ができないケースも考えられるので、将来的に本棚に発生した虫やカビが原因で書籍本来の価値が損なわれてしまうこともあります。

本棚の虫やカビは非常に厄介なものですが、その一方できちんと対策を取ることで発生を防ぐことができます。

対策には換気や防虫剤などいろいろな方法が考えられるので、まずは本棚に発生する虫やカビの原因を確認し、必要な対策を把握していきましょう。

虫やカビの原因とは?

本棚の虫やカビは、一般的に「湿気」が原因です。

  1. 湿気が高くなる
  2. 湿気を栄養としたカビが生える
  3. カビを餌にする虫が発生する

といった流れができると、本棚に保管している書籍にも悪影響が及びます。

根幹となる湿気対策を行うことが、結果的に本棚に虫やカビの発生を防ぐことにつながるのです。

湿気を溜めないためには換気が第一!

本棚に湿気を溜めないためには、換気を行うことが基本的な対策になります。一般的に湿気が65?70%程度になると、カビが発生しやすくなると言われています。

本棚近くの窓を定期的に開けたり、サーキュレーターを使って部屋の中の空気を動かしたりといったことを、普段からこまめに実施するのがポイントです。

梅雨など湿気が特に強い時期は、除湿機やエアコンを使うこともおすすめです。

防虫剤や除湿グッズなどを活用する

市販されている防虫剤や除湿グッズを本棚の近くで使うことも、防虫・防カビ対策の一つです。本棚専用の商品もあるので、使用している本棚で使いやすいものを探してみることもおすすめされます。

一方で、防虫剤や除湿グッズを置いたから絶対に大丈夫というわけではありません。それ以外の対策と合わせて、万全な環境を作るのがポイントです。

本棚の置き場所にも注意

本棚が湿気の溜まりやすい場所に設置されていると、虫やカビが発生しやすくなります。窓の近くなどに本棚を置いている場合には、湿気対策の一環として別の場所に移すこともおすすめです。

また、本棚を置くときには壁に密接させるのではなく、少し隙間を開けて風の通りを良くするといいでしょう。本棚と壁の間に隙間があると湿気が溜まりにくくなる上、掃除もしやすくなるので一石二鳥です。

本棚の場所と合わせて、本の入れ方にも注意を向けてみましょう。本を隙間なく詰め込むと本棚の中に空気が入り込みにくくなり、湿気が溜まる原因になってしまいます。

ある程度本棚の中のスペースに余裕を持たせることも、防虫・防カビ対策につながります。

本棚に虫やカビが発生してしまったら?

もし本棚に虫やカビが発生してしまった場合でも、対策を取ることで本を被害から守ることができます。仮に本棚に虫やカビが発生した場合のことを想定して、以下の方法をチェックしてみてください。

アルコールなどを使って本棚をきれいにする

本棚に虫やカビが発生してしまったら、アルコールや除菌スプレーなどを使って清掃します。本棚の中身を全て出した上で、本棚と本をきれいに掃除し直すことで、被害の拡大を防ぐことができるのです。

清掃の流れは、以下の手順を参考にしてください。

  1. 本棚から本を取り出す→カビの胞子が飛ばないように、ゆっくりと慎重に行うのがコツです。
  2. アルコールや除菌スプレーを雑巾やティッシュなどにつける
  3. 本棚の中を掃除する→カビを広げないように、雑巾やティッシュはこまめに取り替えるといいでしょう。
  4. 本棚近くの壁や床も掃除する
  5. 本棚を乾燥させる

本棚がしっかりと乾いたことを確認したら、本を戻して完了です。

これらの作業をする際にはカビに触れないように、マスクやゴム手袋を装着するといいでしょう。

本を溜め込みすぎないことが重要

先にも解説した通り、本棚に隙間なく本が詰め込まれていると、湿気が溜まって虫やカビの原因になってしまいます。そのためもう読まなくなった本は、買取に出して本棚のスペースに余裕を作ることがおすすめです。

「本棚がいっぱいになってきた」
⇒ 「買取に出す」

というサイクルが作られれば、防虫・防カビ対策ができるだけでなく、売却によって収入を得ることもできます。

売ったお金で新たに書籍を買うこともできるので、結果的に多くのメリットを得ることができるでしょう。本棚を虫やカビから守るためにも、定期的に不要な本を売却することがおすすめです。

【藍青堂書林の買取基準】

まとめ

換気や防虫剤などを使って、本棚に正しい防虫・防カビを実施することで、大事な本を守ることができます。

専門書の買取を行っている当店「藍青堂書林」では、宅配買取や出張買取も行っていますので、本棚に入りきらなくなった書籍もお気軽にお売りいただけます。

虫やカビによる被害を防ぐためにも、一度不要な本の査定をしてみてはいかがでしょうか。

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