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雑誌の古書は希少本扱いになる?高価買取される雑誌の特徴とシリーズを紹介
雑誌の古書は希少本扱いになる?高価買取される雑誌の特徴とシリーズを紹介
自宅に溢れかえっている物や古本などがあると、数年分まとめて断捨離をすることもあるかと思います。
何気なく手に取った雑誌を見てみると、随分昔の建築雑誌やレトロな雑誌だったりするとどこか懐かしい感じになりますよね。
そんな自宅でひっそりと保存されていた雑誌の古書というのは、実はまだまだ需要があるということはご存知でしょうか。
もちろんすべての昭和でレトロな雑誌が対象というわけではありませんが、中には大変貴重なものも含まれているケースもあるので、処分をしてしまうのはもったいない可能性があります。
とはいえ、ご自身でその雑誌の価値を判断するのは当然難しいもの。
そこで今回は、
- そもそも雑誌の古書とはどういったものなのか?
- 高価買取されやすい特徴や種類
このような部分に焦点を当てて解説をしていきますので、現在お手元に古い雑誌などがある方は、是非本記事を参考にしてみてください。
雑誌の古書とは?
雑誌の古書というのは様々な種類が過去にも発売されていましたが、実は残っているものというのは少ないという現状があります。
というのも雑誌というのは本とは違い再版がされることがないため、読み切られた後というのはそのまま処分されてしまう傾向にあります。
そのため、古本よりも保存されているケースが少ないという事もあり、年代物で希少価値の高い雑誌の中には、現在もプレミアム価格で取引がされることがあります。
一般的な雑誌や古書を買い取ってもらう場合の相場感
古本に買取相場があるように、雑誌にも買取相場というものは存在しています。
一つの目安として定価の約5%程度が買取価格であるとされていますが、当然その雑誌の種類や人気度、外観の状態等で買取価格にも開きが出てきます。
一般的な雑誌は時間が経てば価格は落ちる
中でも一般的な雑誌というのは、基本的に時間が立つほどに価格が落ちてしまう傾向にあります。
買取市場でも5円から100円程度で買取されるケースが多いですが、中には貴重な写真の掲載がある雑誌は1,000円以上で取引されることもよくあります。
特にコレクターが付きやすいジャンルが価格が付きやすい傾向にあるので、例えばアイドル系の雑誌や芸能関係の雑誌というのは価格が付きやすい場合が多いです。
プレミアム価格が付く場合も
プレミアム価格がついた雑誌というのは、本来の雑誌の小売価格よりも高く取引がされています。
当然希少価値が高いものでなければなりませんが、プレミアム価格が付くと1万円以上の値段で買取されることもよくあります。
もちろん一般的な雑誌であってもプレミアム価格が付くケースもありますが、やはりレトロ雑誌やビンテージ雑誌のほうが付きやすい傾向にはあります。
そのため判断がつかない場合は、雑誌も買取してくれる専門のお店に査定を出すのがおすすめです。
プレミアムが付きやすい雑誌の古書の特徴とは?
通常の買取相場とは違ってプレミアム価格が付きやすい雑誌の古書というのは、概ね特徴があるということを覚えておきましょう。
具体的には、
- 創刊号・最終巻
- 初回限定版
- 廃刊・休刊
- 1980年代以前
これらの特徴が該当する雑誌というのは、プレミアム価格が付きやすい傾向にあり、そのまま処分するのはもったいないので一度査定してみましょう。
創刊号・最終号
古書雑誌の中でも高価買取されやすいものが、創刊号と最終号です。
そもそも残存しているケースが少ないということもありますが、雑誌の創刊号と最終号というのは最も特別視される号です。
はじまりを記念した創刊号では、様々な付録や特典などが付いていたりするため、希少価値が他の号に比べて高いです。
また終わりの最終号では、最終号ならではの特集が組まれていることも多いので、こちらも希少性が高いため、買取価格も上がる傾向にあります。
特別版・限定版
発売されてきた雑誌の中には、特別版・限定版といったグッズ・付録付きの号というのがあります。
おおむね何かしらの記念・イベントなどの節目で発行されることが多く、そもそもの希少性が高いということが言えます。
このような号の場合は付録以外にも特集が組まれていることが多いため、通常号よりも高値が付く傾向にありますので、お手持ちの雑誌が該当しないか確認してみると良いでしょう。
廃刊や休刊になってしまった雑誌
創刊号や限定版のような特別な号も価値があることが多いですが、廃刊や休刊になってしまった雑誌というのもプレミアム価格が付きやすい傾向にあります。
何かしらの事情で廃刊にはなってしまった雑誌であっても、実は根強いコレクターなどがいるもの。
そのため、通常の雑誌に比べて廃刊してしまっていることで希少性があがり、買取相場でも高値で取引されるケースが良くあります。
1980年以前に発売されたレトロ雑誌
1980年以前に発売されたレトロ雑誌やヴィンテージ雑誌というのは、そもそも現存しているものが非常に少ないです。
年代も明治・大正・昭和で発行しているものがありますが、場合によっては歴史的にも希少価値があるケースもあります。
単純に捨てられずに保存していた雑誌が、実は非常に希少価値の高い雑誌だったということもよくありますので、雑誌の古書を専門に取り扱いしている買取店に査定に出してみるのも良いかもしれません。
高価買取されやすい雑誌の古書の種類
一口に雑誌と言ってもいろいろな種類があるため、どれが高値で取引されているのかが分かりづらいかと思います。
そこでここからは、実際に買取市場で高値で取引される傾向にある雑誌の種類をご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
アイドル・タレント雑誌
アイドル誌やタレントなどの芸能雑誌というのは根強いファンがいるため、市場でも高値で取引されやすい傾向にあります。
特に1980年代に発売されていた、
- GORO
- マイアイドル
- ティーンアイドル
のようなアイドル雑誌で、シブがき隊や山口百恵といった根強いファンを抱えているアイドルが掲載されている号などは、1冊で数千円以上の値段がつくこともよくあります。
音楽系のビンテージ雑誌
音楽系のビンテージ雑誌というのは現存している物が非常に少ないため、高価買取されやすいジャンルの一つです。
1980年代くらいまでに発行された、
- 宝島
- ロッキング・オン
- ZOO
- ミュージックライフ
- DOLL
のようなレトロ雑誌は今でも欲しがっているユーザーが多いということもあり、特にプレミアム価格が付きやすい傾向にあります。
アニメ・漫画雑誌
アニメや漫画雑誌なども、場合によってはプレミアム価格が付くことがあります。
- ガロ
- COM
- 少年画報
といった雑誌関連も高値で取引されていて、1964年に発行されたガロの創刊号などは1冊で数万円以上で買取されることも。
昭和に発行されていた漫画雑誌というのは既に絶版となっている為、高額査定をしてもらえる事が多いです。
医学雑誌
医学系や学術系などの専門雑誌というのは、一般的な雑誌に比べて専門性が高いことからも高値が付きやすい傾向にあります。
日本臨牀社などが創刊する、
- 目でみる救命救急医療
- 日本臨牀
なども、業界内でもよく見られている雑誌という性質があるため、アイドル雑誌のような価格帯ではないものの、比較的値段が付きやすい医学雑誌と言えます。
乗り物系雑誌【車・バイク】
雑誌の中でも車やバイク関連の古書というのは、高価買取される場合があります。
なかでも数千円以上で取引されている雑誌では、
- スーパー7メンテナンス・ファイル
- ホンダNSR250Rスタイルブック
- ヴィンテージの教科書
といったものが、割と高価査定を受けやすかったりもします。
乗り物系は男性ファンの層が厚いジャンルにもなりますので、中古市場でも活発に取引が行われるため、値段が付けれていることが多いです。
鉄道雑誌
車・バイク系の雑誌と同様に、鉄道関係の雑誌も高価買取されるケースが多いです。
- 航空機の原点
- ニチユ機関車図鑑
これらも値段が付きやすい傾向の雑誌ですが、週刊朝日百科から発行されている『週刊私鉄全駅・全車両基地』なども全巻セットで売却すると価格が付きやすかったりもします。
建築系雑誌
建築系に関する専門雑誌というのは、中古相場でも高価買取されることが多いです。
- 建築文化
- a+U
- El Croquis
- 2G
といった関連の雑誌も、比較的値段がつきやすく買取がされる傾向にある雑誌となります。
他にも建築関連の場合は写真集も高価買取されやすいジャンルになりますので、一度ご自宅に眠っていないか確認してみるのもいいですね。
ゲーム系雑誌
アイドル・芸能関連の雑誌と同じように、高値で取引される傾向にあるジャンルがゲーム系雑誌です。
- テクノポリス
- Beep
- ゲーム批評
といったゲーム関連の雑誌は、単体号よりもセットや創刊号・特別号などになるとさらに高値買取される傾向にある雑誌です。
またこれ以外にも1980年代に創刊した『○勝ファミコン』や、『デンゲキニンテンドーfor KIDS』なども値段が付きやすいゲーム雑誌です。
模型関連
模型雑誌では様々な種類がありますが、総称してホビー雑誌ともいい、高値で買取される傾向にあるジャンルと言えます。
- テレビマガジン
- 鉄腕アトムを作ろう!
- 模型情報
これらの雑誌媒体は、発行されている号などによっては高価買取されている事があります。
また『バック・トゥ・ザ・フューチャー・デロリアン 全国版』などは、全巻セットなどで売却するとかなり高額で買取してもらえることもあるので、ぜひ一度確認してみてくださいね。
レトロなファッション系雑誌
ファッション系の雑誌というのは芸能系の雑誌ほどの価格帯までは届きませんが、それなりに買取は行われているジャンルです。
- egg
- ViVi
などの雑誌で1980年代から90年代にかけて発行された号は、割と値段も付きやすい傾向にあります。
それ以外にもan-anの創刊号といった節目の号というのは、比較的買取してもらえる事が多いです。
テレビ雑誌
新しい年代のテレビ雑誌は難しいことも多いですが、レトロなテレビ雑誌というのは取引されることがあります。
- テレビランド
- てれびくん
- 冒険王
- テレビマガジン
といった1970年代のテレビ雑誌は、高価買取されることがありますので、処分しようとしている雑誌が該当しないか一度確認してみましょう。
戦前・戦後のレトロ雑誌
レトロ雑誌の中でも特に貴重なものが、明治・大正・昭和初期の戦前に発行されていた雑誌です。
- モダン日本
- 少年倶楽部
- 白樺
などは高価買取される傾向にある雑誌の古書です。
発行年が相当古いため、状態などによっても買取相場にばらつきが出るものの、ご自身ではなかなか判断がつかないと思います。
なので、レトロ雑誌なども取り扱いをしている専門店などに買取査定を出すことをおすすめします。
スポーツ雑誌
雑誌の中でもスポーツ系の古書というのは、ジャンルや号数によっては高価買取がされたりします。
- 武道家のための人体の急所
- 燃えろ!新日本プロレス全国版
- DVD映像で蘇る高校野球不滅の名勝負
などは、1冊辺り数千円で取引されることもよくあります。
また『燃えろ!新日本プロレス全国版』などは、全缶セットや付録付きで買取査定を行うと数万円になることも多いので、過去に集めていたような人は是非確認してみてくださいね。
まとめ
なかなか捨てられずに溜まっていってしまった雑誌の中にも、価値が合って市場では高値で取引されている古書も混ざっているかもしれません。
とくに明治・大正・昭和初期に発行されている年代物の雑誌になればなるほど、新しい年代の雑誌よりも取引価格が高い傾向にもあります。
そのためご自身が思っている以上の査定価格になるかもしれませんので、まずは雑誌の買取を行っている専門書店での査定がおすすめです。藍青堂書林では、雑誌の古書買取を行っていますので、ぜひお問い合わせください。
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