ブログ一覧
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2015年04月02日
塗工紙と非塗工紙
印刷する紙は大きく分けて2種類あり、 塗工紙と非塗工紙と呼ばれます。 文字の印刷に強いとされるため、一般的な書籍には 非塗工紙が使用されています。 表面につやのある紙を塗工紙といい、 紙の表面に塗料を施す事によって光沢感を出し、 平滑さを高めた紙です。 塗布の製造工程は、紙に白色顔料や 接着剤で作られた塗料を機械を用いてコーティングされます。 また、塗工紙にも種類があ…
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2015年03月31日
本の綴じ方3種類
実は本には様々な綴じ方があるというのはご存知でしょうか。 まず無線綴じは針金や糸などといった 線を使用せず接着剤のみを使って本の背を固めて綴じるという、 文字通り「無線」による綴じ方です。 安価ではあるものの接着剤のみで固定するわけですので、 以前は耐久面や強度が不安視されていましたが、 近年では接着剤が改良された事でそうした心配もなくなり、 文庫本や漫画雑誌、コミッ…
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2015年03月29日
レファレンスブックって知っていますか?
レファレンスブックとは、 ある言葉や事柄を調べるための本を指します。 参考図書ともよばれるそれの特徴としては、2点挙げられます。 まず、情報がわかりやすくまとめられている点、 2点目に、参照しやすいように項目で分けられていて さらに一定の配列方式に従ってまとめられている点です。 主に、辞典や事典のことを指します。 白書、年鑑、統計書、便覧、地図や専門事典も参考図書です…
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2015年03月27日
ハードカバーとソフトカバーの特徴
本には色々な種類の物があります。 文庫本もあれば新書、雑誌などたくさんのタイプがあり、 好みは人それぞれですが、どれも味わい深いものです。 ちなみに、ハードカバーというのもよくある本の種類です。 大きくて頑丈な作りでどっしりとした重みもあり、 本棚に収納した時にも見栄えしますので、 読んで楽しむのはもちろん、 棚に飾るという風に見て楽しめる魅力も持っています。 本はよ…
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2015年03月25日
紙面の各部名称とそれぞれの意味
本と言えば、多くの人にとってとても身近な存在の物ですが、 本の各部名称というものは、あまり知られていません。 例えば、本体を外側から見た時に、 表紙と裏表紙、背表紙の他に三方向の部分がありますが、 上部が「天」、下部が「地」、 そして背の反対側にあたる部分が「小口」と呼ばれます。 ここは汚れがつきやすい部分で、 一旦ついてしまうと目立ちますので、 取り扱いには気を付け…
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2015年03月23日
NDCとは
NDCとは 日本十進分類法(Nippon Decimal Classification)の略です。 図書館に行くと、本の背に数字の書いてあるラベルが 貼られていることを見たことがあると思います。 これは、0から9までの数字で本のジャンルを分けているんです。 3桁で示されることが多くあります。 1次区分は「類」、2次区分は「綱」、 3次区分は「目」と呼ばれています。 例…
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2015年03月21日
書籍における印刷技術の発展について
今では、人々が書物を読む時には、 活字によって印刷された出版物を読む場合がほとんどです。 人々が安価に書物を購入して 読むことができるようになった背景には、 印刷技術の普及が大きく貢献しています。 このように、書物の隆盛に多大な貢献を果たした 活版印刷が発明されたのは、中世も半ばを過ぎた頃です。 それまでの時代には、人々は原本を手書きで写した 写本で本を読んでいました…
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2015年03月19日
意外と知らない本の仕組み
本と言うのは、ページを開くと別世界を楽しむことができる とても面白いもので、多くの人にとって 身近な存在の物でもあります。 しかし、これだけ身近でありながら 本自体のことについては意外と知られていないものです。 例えば、本の各部名称に関すること。 本の箇所には一つ一つちゃんと名前が付いています。 本を目にする際、一番最初に目に飛び込んでくる と言っても良い存在なのが、…
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2015年03月17日
大事な本、長期間しまったままにしていませんか?
本と言うのは、楽しい内容もさることながら、 見た目の美しさもあり、開く前から 楽しい気持ちになれる素敵なアイテムです。 そんな魅力的な本も、 きちんとした保管方法をしておかないと、 劣化していってしまうことがあります。 例えば、本の管理方法として気を付けておきたいのが ホコリに関することです。 本の天の部分と言うのはホコリがたまりやすいもので、 放っておくとビッシリと…
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2015年03月15日
むかしの本は超高級品だった?
現代では紙は非常に安く手に入り、 また印刷技術も進み簡単に安価に本が製造できるため、 一般的に本屋で本が販売されています。 私たちも本屋や図書館で本を自由に手に取って眺めることができ、 また気に入った本が有れば購入したり、借りたりして 自分の家に持ち帰ることができますよね。 しかし古代においては紙が非常に貴重な時代で、 この紙を大量に使用した本も非常に貴重なものでした…